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溝は深まる、年金への考え方 [雑感]




6日の参院厚生労働委員会で、国民年金を滞納している人の9割以上が、保険料の支払いの一部、もしくは全額を免除することが可能なことが明らかにされたそうです。

主な滞納理由は低所得によるもので、強制徴収もあまり行えていないそうです。

国民年金とは、厚生年金とはまた別の年金制度です。

厚生年金は会社と社員が半分ずつ給料に応じた保険料を払うもので、年金額は保険料の額に応じたものになります。
これに入れる人は、正社員や学生以外で長時間労働しているアルバイトやパート、派遣社員となります。

2016年の月の保険料は給料の18.182%です。
2017年に18.3%となります。
2004年の年金改革から5%以上上がっています。

現在、公的年金加入者の半数ほどがこちらにも加入しています。

一方、国民年金とは、一定期間以上、その年の賃金変動率をかけた定額保険料を被保険者が全額支払うもので、年金額は加入年数によって変動します。
これに入る人は、基本的に、社会に出ている全ての国民です。

2016年の保険料は月16,260円です。
2017年には月16,900円となります。
こちらは、改正前、月13,300でした。

これには減免制度があり、年収106万円未満の人は全額免除されたりします。
もちろん、そのような、国民年金保険を支払う所得のない人々の年金は、厚生年金などにより、より所得がある人々がフォローすることになっています。

国民年金のみの加入者は、公的年金の2〜3割程度です。
ちなみに、公的年金に入っている人々は日本の人口の半分ほどです。
少子高齢化の影響で保険料納付者は減りつつあります。

この年金システムは、今の日本社会を考える上で避けて通れないことで、いわゆる富の再配分に含まれる事柄です。

このシステムを存続させる上での重要なポイントに、人数比、があります。

低所得な人々のほとんどが保険料を支払っている状況で、より所得の多い人々がその人たちをフォローするのはまだ容易なことです。
しかし、その低所得な人々が増えていくに連れ、相対的に高所得者は減り、フォローできる人々が減ることは自明です。

ここ数年、国民年金のみの加入者で、国民年金の保険料を支払っている人の割合は、60%〜70%で推移しており、約3割の人々が未納状態です。

納めない理由の6、7割は経済的理由ですが、1割弱の人々が「年金が信用できない」として、納付していない状況です。

また、国民年金加入者の内、学生特例含めた全額免除に該当する人々の割合は3割程度となっています。

つまり、国民年金に加入して、真面目に払っている人は5割程度となります。

特例措置の学生は将来払う可能性があるでしょう。
しかし、そのほかの人々が保険料を支払うかどうかは分かりません。

国は、今の社会経済を省み、保険料の信用を高め、支払いをしてもらうために強制徴収の強化や対象の拡大をしています。

しかし、現実として、すでに国民の3割近くが高齢者で、保険料を納める人々は今後、ますます減少します。

今出している年金改革もただの延命にしかならないでしょう。

それに、たとえ今、「将来のあなたの年金のために」と言って保険料を納めさせても、今の支出のままでは、納めた人に返す前に底をつくでしょう。

しかも、相変わらず、税金の無駄遣いが叫ばれています。

このような状況では、どんなに社会に必要なシステムだったとしても、誰も年金を存続させたいとは思わないでしょう。

ただ、年金に対してどんな意見を持っていたとしても、保険料を支払うことはとても大切なことです。
たとえ将来の年金が信用できないとしても、可能なら納めましょう。

確かに、これまでの(今もですが)年金機構は仕事も杜撰で信用に値しないといっても過言ではない組織です。
正直、私も、こんな正確性が欠落している組織が運営する年金などのために保険料を支払いたいとは全く思いません。
当時の年金機構の不正や大きなミスに関わった人間たちには損失相当分の年金資金を払わせ、こんな惨状を生み出してしまうぐらいひどい体質であった年金機構は一度解体し、新たな法律や基軸のもと再構成したほうが断然マシだと思っています。
ずっとこんなのなら、年金機構なんてなくても構わないぐらいです。

しかし、こうして多くのひどい問題が発覚した今、今後、まともな仕事ができていなかった人間や、利権を貪ろうとするような愚かな人間は淘汰され、そういった一部の害悪のせいで割りを食っていた、正しく役目をこなせる職員たちが、その悪しき前例を払拭し、少しずつ信用を取り戻すべく業務に取り組んでいくと考えられます。(むしろ、そう期待したいです。)

多くの企業と同じように、質の悪い職員や怠慢な職員がいる一方、真面目な職員もちゃんといます。
それに、過去から現在にかけて、年金のために保険料を払った人も大勢いるため、今はまだ、年金システムは必要なものです。
少なくとも、年金のための保険料納付が公式になくなる世代が来るまでは年金システム自体は存続します。

ですので、現状が信用できないから納めないというのはよしましょう。
そんなことをしても社会保障制度自体の破綻を招くだけです。
結局余計な損をします。

誰にでもいる・いた、親御さん、あるいはおじいちゃん・おばあちゃんの年金は他ならぬその納められた保険料から出ています。

もし、誰も保険料を納めていなかったら、あなたの家系はもっと貧しかったかもしれません。

高齢者が年金を受け取り、それがその人の家庭や社会に流れることが大切なのです。

ですから年金なんてとバカにせず一応納めておきましょう。
もしかしたら、あなたの納めたお金で、誰かが孫にプレゼントを買うことができるようになるかもしれませんよ。



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